岡克己 | Profile Photo

「灯台をうまく撮ろう」写真講座 Lesson1

更新 2016年2月25日

航路標識番号2895・苗我島灯台(みょうがしまとうだい)撮影ノート

シャッタースピード(シャッター速度)と絞り(F値)さえあれば写真は撮れるんです、ちゃんと写るんです。「ピントは?」ピントは気合で合わせるんです...なんて具合に、一事が万事...過去のワタシは、イヤハヤ、若気の至りだと寛容な大人の対応にて...平に伏してお詫び申し上げます(^_^;)
「ホントかなあ?俄かには信じられへんでー」

ライフワークで日本の灯台を撮り続けています、昨年は「家庭画報」を出版している世界文化社から「ニッポン灯台紀行」を上梓させていただきました。って、さりげない宣伝を挟み...
「全然さりげなくねぇ~ぞ、ったく、ちゃんとやれよ」

南紀、串本本土と大島を繋ぐ「くしもと大橋」の袂にある(大島側の)無料駐車場からオリンパスOM-D E-M1+ED40-150mmF2.8PROを使用、夜明けの点灯してる樫野埼灯台を撮影しての帰り道、苗我島灯台に朝日があたってイイカンジだったので、車のエンジンは掛けっ放しで駐車場の端っこまで走っていって撮影したカットです。
もちろん三脚は使っていません、手持ちです、ミラーレス一眼にナガタマ(望遠レンズのこと)の組み合わせは、CanonとかNikonのデジイチ(フルサイズのフラッグシップ機)よりは全然軽いし、ボディ内蔵の5軸手ぶれ補正機構がしっかりしてるので手持ちでシャカシャカ撮れるんです。
今は昔、単焦点レンズじゃないと駄目だよなあー、なんて風潮?が蔓延していましたが、イマドキのズームレンズは優秀です。そして「写真は引き算と足し算」だって言われるけど、この撮影現場のようにカメラ位置(無料駐車場の端っこ)が決められている状況の場合、「足し算」だ「引き算」だと言って、前後にはいけないわけですから、誰が何て言おうとズームレンズを使って画角をちゃんと決めたほうが賢いわけです。イマドキイマドキってしつこいかもしれませんが、イマドキ、景色写真を撮る場合、ズームレンズのほうが断然便利、断然有利です。
オリンパスのED40-150mmF2.8PRO(35mm換算で80-300mmの望遠ズームです)、このレンズ、すごく扱いやすくて解像力いいですよ、お薦めの1本です。
灯台撮影の場合、船舶をフレームの何処に入れ込むか、絵作りの上で必要且つ重要になってくることが多いんです。
この絵の場合は、画面右から漁船がやってくることが予めわかっているわけなので、まずフレーム内で灯台を画面上において、下に漁船を通過させることに決めました。右から左に通過する漁船をどの位置に置くかで、この写真の完成度は違ってくるわけです。
ココでモータードライブを使ってカシャカシャカシャってやる早射ちはお薦めできません。ヘタな鉄砲も数撃ちゃ当たる、このシチュエーションでは駄目だと思います。単写でフレームを決めて撃つ!でも、後で少しだけセレクトできる選択肢は残しておく、コレが灯台と船舶を同じ画面に配置して一枚の絵(写真)にする王道の撮影法ではないかとワタシは考えています、うーん、なんだか偉そうだなあ、まっ、いいか。
この撮影時には、シャッターを4回切りました、その4枚を並べますね、そして、セレクトした写真は、最後にシャッターを切った4枚目のカットです。3枚目と4枚目、どっちにしようかセレクト時に迷ったのですが、4枚目のほうが、「さあこれから漁に行くぞ!」ってカンジがより伝わってくるので←あっ、これはもう個のレベル(の考え方)ですね、「写真する」ってある意味、何処で線引くか、何処で自己完結させるか、思春期のマスターベーション(自慰)と同じかも(苦笑)うむっ、何やらスケベ、何やら難しそう、でも、ないか、まあ、いいことにしてくださいまし(^O^)/
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《撮影データ》共通
オリンパスOM-D E-M1 ED40-150mmF2.8PRO 90mm(35mm換算で180mm) A(絞り優先)mode F4.0 1/400sec 5300K RAW

筆者情報

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岡克己

写真家・灯台研究家 倉敷生まれ・中村昭夫氏に師事 月刊誌「おかあさんなぜ?」写真部などを経て 、1980年からフリーランス ライフワークで「日本の灯台」を撮り続けている 公益社団法人 日本写真家協会会員( JPS )

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